令和元年十一月場所(九州場所)番付の見どころ

大相撲・九州場所
令和元年十一月場所番付表

番付が発表されて数日たってしまいましたが、今回の番付の見どころをいくつか紹介していきたいと思います。ええ、とっても個人的な視点ですので、あぁそういう見方の人も居るのねぇ~程度でお楽しみくださいww


①年寄欄に新たな親方が…

 普通新入幕とかをまず見るのでしょうが、今場所は、嘉風改め中村親方や誉富士改め楯山親方の名前があります。また、体調不良にて引退された元益荒雄の阿武松親方が、阿武松改め音羽山親方に、そして元大道の音羽山親方が、音羽山改め阿武松親方となり、審判員から外れていますね。この〇〇改めってのも書かれているのも面白みがありますよね。


②激戦期待の幕下上位!

 相撲好きな方に、どのあたりの取り組みが熱いですか?と問いかけると、『幕下上位の取組』と返ってくることが多いのです。なぜかといいますと、幕下上位で勝ち越せば、十両昇格の可能性がぐっと高まります。

 この十両への昇格というのは、給料の出ない見習い(一応場所手当など数万円はでます)から一人前の力士(十両以上は関取と呼ばれるようになります)となり給料もでます(110万円/月)。つまり雲泥の差がある一番大きな壁がそびえたっているのが、ここ幕下上位なのです!!

千代鳳

 そして今場所の幕下上位が熱い理由、まずは、西の筆頭に千代鳳。最高位は小結(三役)。しかし右肩脱臼、左ひざ前十字靱帯損傷による休場等で番付がどんどん下がっていっていましたが、ここ数場所調子を取り戻し、ついに幕下筆頭まで戻ってきました。もう勝ち越すだけで十両復帰です。これは楽しみでしょう!

 次に西幕下二枚目をみると千代の国!!これまた最高位は東前頭筆頭(小結の次)そして千代鳳と同じく九重部屋の力士でこれまた、左ひざ複合靱帯損傷による休場で番付を転落していた力士の一人です。九月場所では、全勝同士対決で元大関の照ノ富士を沈めて幕下全勝優勝を果たしています。

 どんどんまいりましょう、西十枚目には、元大関照ノ富士!!!序二段四十八枚目まで転落していた幕内採光優勝経験者がついにここまで戻ってきました。膝と糖尿病による休場からついに復帰の快進撃でトントンと序二段から幕下十段目まで戻ってきました。インスタグラムに筋トレの状況などアップされているのを見ていると回復度合いが良く見て取れるので花でしょうか。幕下、十両を駆け上がって早く三役へ戻ってほしいところですね。

 個人的に応援している荒鷲、白鷹山は、八枚目と十枚目にいるのでここは踏ん張って勝ち越して欲しいところ、しかし先の3人とも白星重ねれば必ず当たるので、気が気ではないですね…

 さて、十両未経験者の見どころも…塚原君がついに四枚目まできましたね…まさに弱冠二十歳の言葉通り、20歳の青年ですよしかも、埼玉栄高校出身。13場所目で52勝25敗と来ていますので、これからが本当に楽しみな一人ですよね。

 さらに、大鵬さんの孫、父親は貴闘力(って先に祖父・父親いわれるの嫌でしょうけど)という相撲関係者の期待が大きい、納谷君も幕下七枚目。同期初土俵の豊昇龍関(こちらも元横綱・朝青龍関の甥)が一足早く十両へ昇進しているのでこんなところで足踏みしてはいられないといったところでしょうか。先日弟の幸成君も新弟子検査を受けています。合格すれば九州場所が初土俵となるようですのでこちらも楽しみなところですね。

 またまた、個人的に応援している錦富士くん・翠富士くんも十三枚目までにいますから、勝ち続ければチャンスはありますよね。うーん小兵は見ていて変な声がでるほど熱い(笑)


③そろそろ幕内力士の話を…

松鳳山関
炎鵬関

 令和元年九州場所は、実際色々な見どころが満載過ぎて大変なのですが…それでもこれが一番気になるというのは、西前頭六枚目の炎鵬関と東前頭八枚目の松鳳山関の取組です。十五日間で1回しかないこの取組が、非常に気になる。。。そんな方他にもたくさんいらっしゃると思います。それほど、この二人の対戦は熱い。熱い対戦がここ3番続いています。これは生で見たいなぁ。。。

栃ノ心関

 はい、個人的に熱い取組は一先ず置いておき、見どころたちを…まずは10勝以上で大関返り咲きを狙う、関脇栃ノ心関。ここ数場所、優勝した時のようなパワフルな相撲がみられず残念なのですが、なんとか10勝を挙げて、2度目の返り咲きを成功させてほしいです。

 

御嶽海関

 そしてもう一人、東の関脇は御嶽海関。九月場所では初の関脇同士の決定戦を制し、幕内最高優勝を果たした(自身2回目)その勢いで、今場所の大関とりを目指します。大関とりができるような成績だと、おそらく年間最多勝(九州場所は毎年締めくくりの場所として、年間最多勝の授賞式も行われます)も受賞できるでしょうからぜひとも狙っていってほしいところです。

 ちょっと長くなってきたので、手短に…

横綱白鵬関:日本国籍取得後初の優勝を手にしたいところ。九月場所をしっかり休み、体を仕上げてきていることを祈りたい。まだまだそのスピード・センス・土俵感は追随を許さないってところを見せてほしい

横綱鶴竜関:先場所、恩師井筒親方の急逝で心身ともにどうか…と心配していますが、その恩師のためにも優勝を重ねてほしい。逆鉾のもろだし、寺尾のつっぱりを継承した横綱の力をもう一度

大関高安関:上位陣の中で唯一優勝経験のない高安関。去る9月29日に兄弟子である稀勢の里関の断髪式を終え、部屋頭として、そして先日発表された杜さんとの結婚のためにも、今場所こそは優勝を。ただし、ひじの状態は万全ではないようなので、ケガを悪化させないでほしいという気持ちもあり、複雑な気分で取組を見守ることになりそう。

小結・阿炎関、北勝富士関、朝乃山関:次代を担う若手力士が上位好調で小結頭打ちの状況。ここは張り出し関脇だけでなく、小結から一気に大関になるぐらいの活躍を期待。特に朝乃山関の横綱大関かと見まがう完勝の取組が増えてきたので、これからますます注目。個人的には早く豊山関もここまで来てよって気持ち

背中に付け人の気合が乗る朝乃山関
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました